今回は、宝塚市の土地相場を決める要素についてご説明したい。結論、宝塚市の土地相場を決定している大きな要素は『地勢』と『沿線』です。まず『地勢』に関しては、市内の北部は長尾連山、西部は六甲山系の山になっている。いずれも断層が形成に大きく影響しており、ある地点から急に勾配が付いている場所が多い。平坦地の方が地価は高く、駅との高低差が大きくなるほど、地価は安くなる。宝塚市では平坦地と高台がはっきりしており、値段もはっきり分かれている。次に『沿線』。宝塚市内には阪急今津線、阪急宝塚線、JR福知山線の3沿線が走っている。阪急宝塚線とJR福知山線は並走している為、同じエリア。大阪へのアクセスはほぼ変わらないが、阪急宝塚線・JR福知山線エリアに比べ、阪急今津線エリアの方が土地相場は高い。その理由は、阪急今津線エリアは、古くから大規模な住宅開発が行われており、一戸建てが中心に立ち並ぶ区画の整った住宅地が多い為。その一方、阪急宝塚線・JR福知山線エリアは、古くから植木の産地で、住宅の開発は小規模なものが多く、入り組んだ町並みが多い。その町並みが価格に大きく影響している。また阪急今津線エリアは、関西で指折りの人気の住宅地、西宮市と隣接していることも価格が高い要因の一つ。西宮市内では予算が合わなかった人が、阪急今津線エリアで土地を探すことはよくあることです。自分にあった『地勢』と『沿線』を見つけることが、宝塚市の土地探しのポイントとも言えます。